生後2ヶ月の赤ちゃんが泣く理由は?対策は泣かせておくのがいい

「生後2ヶ月の赤ちゃんが泣く理由は何なの?」ちょうど生後1ヶ月~2ヶ月の赤ちゃんがいる家庭では、なかなか赤ちゃんが泣き止まず困っていることでしょう。
1ヶ月~2ヶ月の赤ちゃんが泣き止まないときは、泣かせておくのが一番の対策です。「え?!泣かせておいて大丈夫?」と思ったかもしれません。
泣かせてよい理由がちゃんとあります。
赤ちゃんが泣き止まない理由を知れば、ママは罪悪感がなく赤ちゃんを泣かせておけるようになりますよ。
目次
生後1ヶ月~2ヶ月のぐずりがひどい場合は泣かせておく
何をやっても泣き止まないことがある
厚生労働省が公開している資料の「赤ちゃんが泣きやまない」では1ヶ月~2ヶ月の赤ちゃんの様子が記載されています。資料によると生後1ヶ月~2ヶ月は何をやっても泣き止まないことが多いことがわかっているそうです。
- 授乳してもダメ
- おむつを替えてもダメ
- 抱っこしてもダメ
赤ちゃんの不快な症状を取り除いてあげて、それでも泣くようなら特別な意味があって泣いているわけではないのです。
赤ちゃんが泣く時間が長いのは1ヶ月がピーク
赤ちゃんが1日に泣く時間が最も多いのは、生後1ヶ月~2ヶ月であることもわかっています。
1ヶ月では1日に2時間近く泣くのが普通で、2ヶ月になってようやく100分程度です。泣く時間が短時間で済むようになるのは、生後3ヶ月以降だと思っておきましょう。
赤ちゃんが泣き止まないときは放置する勇気も必要
赤ちゃんの欲求をある程度満たしても泣き止まないなら、放置する勇気も必要です。泣き止まないのはママの育て方が悪いわけではありません。
そういう時期だと割り切りましょう。
1人目の赤ちゃんだととくにママも神経質になってしまいますよね。
上の子がいると下の子を1日中抱っこしているわけにもいかず、ママも育児に慣れているため泣かせても多少は平気な場合が増えてくるようです。長女や長男が神経質に育ちやすいのに、次男や二女がおおらかになるのも、ママの関わり方が関係しています。
赤ちゃんが泣いてもママが気にしなければ、多少放っておいてもいつの間にか機嫌がよくなったり、勝手に寝たりしているものなのです。ママは「泣かせちゃダメ」と必要以上に考えなくてもいいですよ。
ママが気になる場合は家事を諦める
1ヶ月~2ヶ月の赤ちゃんは多少泣かせてもいいといっても、1人目のママだと気になって長時間泣かせるのは辛い場合もあります。人によっても我慢の限界があるようで、10分泣かせたらダメというママもいれば、30分くらいなら平気というママもいるようです。
赤ちゃんの性格によっても、放置してもずっと泣いている子もいるため、何時間泣かせてもいいという基準はありません。さすがに1~3時間も泣かせておくのはよくないでしょう。
ママが神経質なタイプの場合や、団地やアパート住まいで近所の目が気になる場合は、数分や数十分でも気になるかもしれません。
赤ちゃんが泣くのが気になる場合は、残念ですが家事を諦めましょう。ずっと泣き続ける赤ちゃんを抱っこしながら家事も完璧にこなすことはできないからです。
新生児が泣き止まない病気以外の理由
お腹が空いている
生後1ヶ月~2ヶ月の赤ちゃんは、一度におっぱいを飲むことができません。さらに母乳は一度に飲む量も少なくなりやすく、消化も早いため頻繁に赤ちゃんが泣くことがあります。
完全母乳の場合は、生後1ヶ月で1日に10~20回の授乳が必要です。回数が多くても赤ちゃんの体重が増えているようなら、とくに問題はありません。
粉ミルクの場合は一度にたくさん飲むことができます。和光堂のデータによると生後1ヶ月で1日に6~7回が目安だそうです。
出典:https://www.wakodo.co.jp/product/milk/haihai/howtomake.html
赤ちゃんがお腹を空かして泣いているなら、口をパクパクさせて欲しがる様子があります。お腹が空いたら徐々に機嫌が悪くなる赤ちゃんや、急にギャン泣きする赤ちゃんもいるため、その子のサインを見逃さないようにしましょう。
おむつが濡れている
最近の紙オムツは蒸れにくくなっているため、それほど影響はないかもしれません。
赤ちゃんは1日に5~6回くらいはおしっこをするため、定期的な頻度で取り替えてあげてください。布オムツを使っているなら、濡れた感覚が嫌で泣く子もいます。
眠たいのに寝ることができない
生後1ヶ月~2ヶ月の赤ちゃんは、眠たいのに寝られないことで泣きます。ママにしてみれば「泣かないで寝ればいいのに」と思うかもしれません。
赤ちゃんにとって寝るという感覚もよくわかっておらず、何となく不快なのではないでしょうか。昼寝や夜の時間に必ず泣くなら、寝たいのに寝られないためです。
寂しくてママに甘えたい
生後1ヶ月や2ヶ月は寂しくて泣くことがあります。
ちょっと前まではママのお腹に包まれて安心だったのが、急に外に出て周りに何もない状況となるためです。生後1ヶ月の赤ちゃんは目もうっすらとしか見えておらず、よくわからない所に放り出されれば誰でも不安になってくるでしょう。
月齢を重ねていくと赤ちゃんの気持ちの面も発達していき、泣いたら抱っこしてくれることを覚えて、ママに欲求しようとして泣く子も出てきます。ママが赤ちゃんを抱っこすることは、赤ちゃんにとって一番の安心材料になります。
ゲップが出なくて苦しい
生後1ヶ月の赤ちゃんは、母乳やミルクを飲んだ後にゲップさせなければなりません。ゲップが上手く出ないと空気がお腹を圧迫して、苦しくて泣き出します。
授乳した直後は平らに赤ちゃんを寝かせるのではなく、頭を少し高くするのがポイントです。赤ちゃんが少し動く反動で出切っていない空気が出ます。
抱っこしてあやす場合は縦抱っこにするとゲップが出やすいでしょう。
周りの子より敏感なため
大人にもそれぞれ個性があるように、赤ちゃんも敏感ですぐに泣いてしまう子がいます。
人一倍敏感な子はちょっとしたことでもすぐに泣くため、ママにとっては「育てにくい子」と感じるでしょう。逆に放っておけば1日中寝ていたり1人で遊んだりする「育てやすい子」もいます。
周りの子よりも敏感な性格だと、おむつが濡れている、お腹が空いた、暑い・寒い、チクチクする、音がうるさいなど些細なことで泣き出します。敏感な子は感受性が豊かで、その子の魅力でもあります。
きっと大きくなれば周りの人の気持ちを理解できる優しい子に育つはずです。
ママは周りの子を見て「おとなしくて育てやすいいい子」と感じるかもしれません。しかし、手をかければかけるほど愛情も深くなり、親子の絆を築いていけますよ。
生後1ヶ月~2か月で泣いてばかりでもやってはいけないこと
赤ちゃんを揺さぶってはいけない
赤ちゃんが泣き止まないからといって揺さぶってしまうのは危険性があります。
強く揺さぶると赤ちゃんの脳に影響が出やすいためです。
赤ちゃんの脳はまだ柔らかく、衝撃に強くありません。
頭が大きい赤ちゃんを揺さぶると、激しく脳が揺さぶられてしまいます。脳が揺さぶられると脳の損傷や周りの神経にダメージを追ってしまう可能性があるため注意が必要です。
赤ちゃんが泣き止まないからといってイライラして揺さぶらないようにしましょう。初めての出産だとどうやってあやしていいのかわからず、横だけでなく縦に赤ちゃんを振ってしまうこともあります。
生後1ヶ月~2ヶ月で置くと泣く場合の対処方法
ママの上でうつぶせ寝をして一緒に寝る
生後1ヶ月や2ヶ月の赤ちゃんは、胎内記憶を持っていて外界では不安なため泣くことがあります。ママのお腹の中と似た様子になると、赤ちゃんは安心して眠ってくれます。
ママが仰向けに寝て、ママのお腹の上に赤ちゃんをうつぶせにして寝かせましょう。ちょうどラッコのような形になると、ママの体温や心臓の音で赤ちゃんは安心します。
赤ちゃんだけを1人でうつぶせ寝させるのは避けてください。
月齢が少ないころに赤ちゃんをうつぶせ寝させると、突然死のリスクがあるといわれているためです。ママのお腹の上ならお昼寝も一緒にできますね。
おひな巻きにして布団の上に置く
おくるみを使って赤ちゃんを「おひな巻き」にすると、お腹の中と近くなり安心します。赤ちゃんの体をしっかり包み込むように巻くようにしてください。
抱っこして寝かせても置くと泣いてしまうときにも活用できます。おひな巻きは母子整体研究会でも推奨している方法です。
ホワイトノイズを聞かせる
赤ちゃんが胎内にいたころは、ママの血液の流れる音や、ママの心拍を聞いていました。胎内の音はちょうどテレビの砂嵐のような音がします。
ママが直接赤ちゃんに「シー」と話しかける方法や、ビール袋をくしゃくしゃさせる音を聞かせる対処方法もおススメです。ホワイトノイズを出す赤ちゃん専用の安眠グッズも売られています。
まとめ:1ヶ月の赤ちゃんは泣くのが仕事
生後1ヶ月~2ヶ月の赤ちゃんは、何をやっても泣き止まないことがあります。ちょうど泣きたい時期だと判断して、少しぐらい泣かせておいても大丈夫です。
ママのイライラがピークにならないなら、数十分くらい問題はないでしょう。いつもと泣き方が違うときや、何時間も泣いているときは病気を疑い、病院の受診をおススメします。
赤ちゃんが泣き止まない悩みを持っているママは、ほかの寝ぐずり対策の記事も参考にしてみてください。おススメ記事を下記に紹介しておきます。