3ヶ月~4ヶ月の赤ちゃんから始まる寝ぐずり、いつまで続くの?

「4ヶ月の赤ちゃんが眠くてギャン泣き、いつまで続くの?」毎日寝ぐずりがひどい赤ちゃんだと、ママも頑張って毎日抱っこしていることでしょう。
寝ぐずりがいつまで続くのか気になるのではないでしょうか。
今回は赤ちゃんの寝ぐずりがいつまで続くのか紹介します。「あともう少しだけなら頑張れる」「もう我慢の限界」というママもチェックしてみてください。
寝ぐずりは3~4ヶ月ごろから始まる
赤ちゃんの寝ぐずりで多いのが生後6ヶ月
赤ちゃんの寝ぐずりが始まる時期は、個人差があるようです。早い子では2~3ヶ月ごろから、遅い子でも6ヶ月ごろから寝ぐずりします。
1~2歳まで続くといわれている
赤ちゃんの寝ぐずりは、1~2歳くらいまでの子が多いようです。
いつまでなのかも個人差があって、2歳を過ぎてもまだ寝ぐずりする子もいます。正直いって「〇ヶ月~〇歳まで」とくくることはできないのです。
赤ちゃんの寝ぐずりの原因は?
原因ははっきり究明されていない
赤ちゃんがなぜ寝ぐずりするかは、医学的に解明されていません。
詳しく原因を調べるためには、多数の赤ちゃんを使って実験しなければならず、多くの研究データが集まっていないというのが実情なのでしょう。しかし、赤ちゃんの寝ぐずりで考えられている原因はあるため、安心してください。
自我が現れ欲求を叶えたいという思い
4ヶ月の赤ちゃんは表情も豊かになり、自分の欲求も明確になってきます。
新生児の頃はおっぱいを飲んで、寝る、排泄するというサイクルでした。それが4ヶ月になれば自我が現れ始め、何かの欲求を叶えたいという思いが沸いてきます。
ママに甘えたい気持ちから
泣いたときに抱っこしてもらった経験がある赤ちゃんは、寂しくなったら泣けばいいと学習します。
お腹の中にいたときはママのお腹に包まれ安心感があったのに、外に出てくれば怖いものがいっぱいで、不安を感じるのも当然のことかもしれません。「何かに包まれていたい」「何かに触れていたい」という欲求があって、ママに甘えると心地よいことから寝ぐずりする子もいます。
昼と夜のリズムが整っていない
4ヶ月の赤ちゃんが寝ぐずりするのは、昼夜のリズムがまだ整っていないからです。赤ちゃんは体のリズムを整えるのが苦手で、体内時計も25時間から24時間へとリセットすることが難しくなっています。
ある意味、大人が海外に行った際に時差ボケするような感覚なのでしょう。ちょっとしたリズムの崩れでも赤ちゃんは眠れなくなり、寝たいのに寝られない思いから寝ぐずりします。
日中興奮したため
赤ちゃんは日中に大きな刺激を受けると、脳が興奮状態となり夜に寝られなくなります。
「両親に赤ちゃんを見せるため外出した」「買い物に行き帰宅時間が遅くなった」このようなケースで赤ちゃんが寝ぐずりした経験をお持ちの方も多いでしょう。いつも同じ環境の場所で過ごすわけにもいきませんから、ある程度は仕方がないことです。
まだ眠たくないためぐずる
赤ちゃんは育児書通りに寝てくれません。
「昼寝の時間が長すぎた」「あまり遊んでいないため疲れていない」などの影響でも、いつも通りに眠くならないでしょう。ママはいつも通りに寝かせるのですが、赤ちゃんが眠くないときは泣いてお知らせします。
それでもママが訴えを聞いてくれず寝かしつけようとして、赤ちゃんもつい寝てしまうのです。眠くないのですから当然眠りが浅くなり、短い時間でまた寝ぐずりが始まる可能性があります。
歯が生えてきたため
4ヶ月くらいになるとそろそろ乳歯が見えてくるころでしょう。歯が生え始めるころは、歯茎を圧迫するのか違和感があるようです。
歯が生え始めのころに赤ちゃんがイライラしやすいことを「歯ぐずり」といいます。
赤ちゃんが口に手を持っていく場合は、口の中をチェックしてみましょう。薄っすらと下の前歯が生えてきているなら、歯がためを与えると和らぐことがあります。
寝ぐずりの対処方法
ベビースリングで抱っこしてあげる
普通に抱っこしても赤ちゃんの寝ぐずりが解消されないなら、ベビースリングを活用してみましょう。
スリングは赤ちゃんを包み込むような形となり、胎内にいたときに近くなります。ママの体温や心拍も伝わり、心地よい揺れで赤ちゃんも安心するはずです。
スリングは長時間抱っこするとママの肩が辛くなるのがデメリットです。
しかし、両手が空くため家事もこなしやすく、ママの時間が必要以上に取られるストレスがありません。赤ちゃんは布団やベッドに寝かすのではなく、抱っこしながら寝かしつける方法でもいいのです。
ブランケットで体を包み込んであげる
ママが長時間抱っこするのが辛いなら、赤ちゃんをブランケットで包み込んであげましょう。
新生児のころもおくるみで包んだと思いますが、4ヶ月でも有効です。布で赤ちゃんを包み込むと、胎内にいるときのような密着性があり安心します。
新生児のころは「基本巻き」で赤ちゃんをきゅっと小さく包み込みます。
2ヶ月になってきたら「半巻き」で両手が自由になるよう包みましょう。おくるみでは小さくなる4ヶ月以降は、ブランケットが役立ちます。
昼間たくさん遊ばせ疲れさせる
眠たくないのに寝かせようとして泣いているなら、昼間の遊び時間が足りないのかもしれません。
大人もたくさん動き回った日は、少しも目が覚めることなくぐっすりと寝られます。赤ちゃんも疲れていないと眠りが浅くなり、寝ぐずりの原因となってしまいます。
4ヶ月の赤ちゃんはまだ歩くことはできませんが、ベビーカーでお出かけはできます。家の中でもずりバイの練習や手足の運動など、ママと一緒にできる運動をやってみましょう。
昼夜のリズムを付けるため生活を整える
4ヶ月くらいから赤ちゃんの体内時計が整い始めます。
そろそろ寝ている時間のリズムを付けて、昼夜の区別を付けるといい時期です。赤ちゃんが眠くなったら寝かすのではなく、朝起きて一定の時間が経ったら昼寝をさせるようにします。
午後から昼寝の時間が長すぎると、夜の寝る時間に響くため注意しましょう。
15時くらいまでにお昼寝を済ませておくと、夜に赤ちゃんが寝ぐずりしにくくなります。お昼寝の時間がずれ込んでしまった場合は、17時までで起こしてしまいましょう。
入眠儀式をして赤ちゃんに寝る習慣を付けさせる
入眠儀式は赤ちゃんに寝るタイミングを知らせるためにやります。毎日寝る前に同じ行動をすることで、自然と赤ちゃんが「寝る時間だ」とわかってくれるようになります。
入眠儀式に決まりはなく、やりやすいことで構いません。
- 絵本を本で読んであげる
- 子守唄を歌ってあげる
- ママが一緒に添い寝をする
- 寝る前にお風呂に入る
いろいろな入眠儀式があります。
もう少し大きくなってくれば、歯を磨いて身支度すれば寝るとわかってきますが、4ヶ月ごろから根気よく同じ習慣を続けていきましょう。
バウンサーを使って揺らしてあげる
4ヶ月の赤ちゃんの寝ぐずり対策として便利なのが、バウンサーです。購入すると1万円以上してお値段が高いため、レンタル品を活用するママも多くなっています。
「バウンサーは昼間だけ使うもの」と決めつけず、夜の寝かしつけにも活用が可能です。ゆらゆらとした動きが心地よく、赤ちゃんも眠りにつきやすくなります。
4ヶ月の赤ちゃんは体重も重くなり、そろそろ長時間の抱っこは辛いかもしれません。
なかには毎日の抱っこで手が辛くなってしまうママもいます。
手が辛くて腕を痛めて赤ちゃんを抱っこできないママも、バウンサーでゆらゆらしてあげてください。
夜のドライブに出かけてみる
毎日ドライブするわけにはいきませんが、即効で効果が期待できる方法です。夜のドライブは周りが暗く、エンジン音や適度な振動で赤ちゃんはすっと寝てくれます。
30分くらいドライブするつもりで出かければ、ママの疲労も解消しやすいでしょう。
寝不足のママがドライブに行く場合、車の運転には十分注意してください。普段はほかの対策をやりながら、どうしてもギャン泣きが直らないときに試してみましょう。
まとめ:ママに合わせた寝ぐずり対策をしよう
赤ちゃんの寝ぐずりは、2歳くらいで収まってくることが多いです。
「4ヶ月からまだ1年6ヶ月も?」と思ったママも多いかもしれませんが、どの子も2歳までずっと続くわけではありません。多くの場合は体内時計が整い、一定の生活に慣れてくればおさまってきます。
ほかの記事でも赤ちゃんの寝ぐずりの原因や対策を紹介していますので、参考にしてみてください。