生後5ヶ月はお座りの練習ができる?膝に座らせる、椅子を使う方法

「生後5ヶ月は椅子に座らせる練習ができるの?」
育児書に書かれていることや、周りの子どもの様子を見ると、生後5ヶ月はそろそろ座らせる練習をしてもよいのではないか?と思いますよね。
生後5ヶ月は赤ちゃんが嫌がらなければ座らせる練習をするのによい時期です。
しかし、赤ちゃんの体の準備が整っていないのに、無理にやらせるのはよくありません。
お座りの練習のやり方や、前のめりになって倒れる場合の対処法を紹介します。
最初はママの膝に赤ちゃんを座らせることから始めてみましょう。
赤ちゃんがうつ伏せからお座りする時期
生後3ヶ月ごろに腹ばいをさせると首が安定してきます。
うつぶせ寝は背中の筋肉が発達していくため、早ければ生後3ヶ月からお座りの欲求が見られるでしょう。
周りへの興味が強い子は生後3ヶ月くらいから
首がすわる生後3ヶ月ごろになると、周りへの興味が強い子は座る準備をはじめます。
ベビーカーに横にしても周りを見るために体を起こそうとしたり、ママに抱っこされているときに体を起こそうとしたりするでしょう。
お座りの開始は、赤ちゃん自身が周りに興味を持って自ら行動を移すことが、きっかけとなります。
ママが赤ちゃんを縦抱っこにすると、周りの視界が広がり、近くの物に興味を示して自然と体を使うようになります。
「おもちゃに触れてみたい」「ママに触ってみたい」という欲求が、赤ちゃんのお座り行動に繋がっていきます。
生後5ヶ月~7ヶ月くらいにお座りする場合が多い
支えがあるとき赤ちゃんが一人でお座りできるのは、生後5ヶ月~7ヶ月くらいです。
生後5ヶ月でサポート付きならお座りできるようになったら、練習を開始してみましょう。
寝返りで背中の筋肉が発達してくると、お座りにチャレンジできるようになります。
生後5ヶ月は赤ちゃんを座らせてもフラフラして不安定なため、前後左右に体が倒れたときのことを考えて、周りに危険なものは置かないようにしましょう。
クッションを置いて赤ちゃんが倒れても危険性がないようにするのがおススメです。
生後8ヶ月~10ヶ月は一人でお座りできるようになる
早い子では生後7か月になると赤ちゃん一人でも座れるようになります。
平均的にみると8ヶ月~10ヶ月くらいが一人でお座りできる時期です。
支えなしで安定して座れるようになると、前のめりになっても自分の手で支えて倒れないようにすることができます。
お座りができるようになると赤ちゃんの視界が広がり、周りの物にも興味を示しだすでしょう。
一人で座ることができれば両手があき、おもちゃをつかんで一人遊びするようになります。
おもちゃを投げたり、口に入れたりして、少しずつ周りの物を確かめて遊びだします。
生後5ヶ月から始めるお座りの練習方法
赤ちゃんのお座りの練習は、首がすわる生後3ヶ月から少しずつ開始することができます。
上体を起こして景色を見せるところからはじめて、ママの膝の上やバンボに乗せてお座りの練習を開始していきましょう。
背中にクッションを当てて上体を起こすところから
お座りの姿勢になるには、赤ちゃん自身が周りのものに興味を持つことが大切です。
ねんねの時期でも背中から頭にかけてクッションを当ててあげれば、上半身を起こすことができます。
毎日のお散歩ではベビーカーでも、周りの景色を見せることができるでしょう。
お家の中ではバウンサーに乗せて、赤ちゃんの視界を広げてあげてください。
赤ちゃんを膝に乗せて座らせる
周りの景色を見せて赤ちゃんが興味を持ち、体を起こそうとする姿勢になったら、ママが抱っこしてお座りの練習をすることができます。
ママが赤ちゃんの体を支えてあげれば、赤ちゃんが倒れてしまう心配がありません。
少しずつお座りの練習をしていき、赤ちゃんの筋肉の発達を促していきましょう。
最初は左右に体が傾いたり、前のめりになったりします。
赤ちゃんはバランスを取ろうとして体に力が入り、少しずつ体がしっかりしていくでしょう。
赤ちゃんをバンボに座らせる
ママの膝の上でお座りに慣れてきたら、バンボを使って座らせることができます。
まだ背中の筋肉がしっかりしていないときに、子ども用の椅子に乗せるのは早いかもしれません。
バンボは赤ちゃんの体を前後左右からしっかり支える椅子のことです。
首がすわって体の筋肉が付いてきたら、バンボをお座りの練習に使うことができます。
お座りの練習を始めるタイミング
赤ちゃんのお座りの練習を開始するときは、赤ちゃんの一人遊びの時間や離乳食のタイミングがおススメです。
赤ちゃんが1人遊びするときに座らせる
赤ちゃんが周りの物に興味を持ち始めたら、お座りを開始するチャンスです。
お気に入りのおもちゃがあったら、お座りさせた赤ちゃんの周りに置いてみましょう。
赤ちゃんはおもちゃを手に取ろうとして手を伸ばし、体の発達を促すことができます。
離乳食を食べさせるときに座らせる
離乳食を食べさせる時期は、ちょうど赤ちゃんのお座りを練習する時期と重なります。
赤ちゃんに離乳食を与える時間だけ座らせれば、赤ちゃんも食べるのに夢中で、座るのを嫌がることは少ないでしょう。
ローチェアや子ども用の椅子に座らせる場合は、背中にクッションを挟んであげると、赤ちゃんの体を支えやすくなります。
支えを使って座らせて赤ちゃんが嫌がらないとき
充分な体の発達があっても、赤ちゃんの好みで座りたがらない場合もあります。
寝返りができるようになればお座りの練習をしても大丈夫ですが、赤ちゃん自身が頑として嫌がるなら、無理強いしないほうがいいです。
お座り前に前に倒れる場合は?
「赤ちゃんがお座りできるかな?」と試してみても、前かがみになってしまう場合があります。
まだ赤ちゃんの体がお座りに適していない
赤ちゃんをお座りさせても前に倒れてしまう場合は、赤ちゃんの体の発達が不十分だといえます。
ママが赤ちゃんの体を支えて、上半身が「ふにゃ」となれば、まだお座りは早いです。
もう少し赤ちゃんの体の発達を待ってから、お座りの練習をさせてください。
お座りの練習は無理にやらせない
赤ちゃんのお座りの練習は、赤ちゃんの体の準備が整ってからです。
準備ができていないときに無理にお座りの練習をさせると、赤ちゃんの体に負担がかかります。
体の準備が整っていないのにやらせると体に負担がかかる
ママの勝手な判断で赤ちゃんのお座りの練習を開始してしまうと、赤ちゃんの体の発達が不十分で無理をさせてしまうことがあります。
お座りの練習時期は、あくまでも赤ちゃんのペースに合わせることが大切です。
赤ちゃんをお座りさせて前かがみになるのは、まだ座るための筋肉が発達していない状態です。
体の成長はその子によって違うため、無理強いさせないようにしましょう。
成長が不十分なのに無理にお座りさせてしまうと、腰や背中に負担をかけます。
まずは体を少しずつ起こすところからはじめて、筋肉が付いたらお座りさせるようにしましょう。
道具を頼り過ぎると筋肉の発達が遅れる
バンボのような道具は赤ちゃんが一人で座ってくれるため、ママも楽だと感じます。
一人遊びしてくれる子だと、おもちゃを与えておけばずっと遊んでいることもあるくらいです。
しかし、「ママが楽だから」という理由で道具ばかりを使っていたら、赤ちゃん自身の筋肉の発達が遅れてしまいます。
赤ちゃんが座れるようなら、道具に頼らず赤ちゃん自身の筋肉も使わせるようにしましょう。
布団の上で座らせたり、周りにクッションを置いたりすれば、赤ちゃんが倒れても怪我することはありません。
ママが見えるところで座る練習をさせれば、危険性はないでしょう。
赤ちゃんのお座り練習におススメの椅子4選
赤ちゃんのお座りの練習に使える、ベビーチェアを4種類紹介します。
どれも形状が似ているため、価格やデザインで比較してみてください。
1・バンボ
画像出典:https://www.coming-shop.co.jp/SHOP/17494913.html
バンボ【Bumbo】は南アフリカ共和国生まれのベビーチェアです。
ゾウの足のような形をしていることから、バンボという名前が付けられました。
バンボは世界130か国で愛される商品で、首が座る前の赤ちゃんでも体が安定するように作られています。
一度赤ちゃんが座ると自分で抜け出せない構造のため、危険性を減らせます。
表面は柔らかいポリウレタンフォームで、汚れが付いてもさっと拭くことが可能です。
シンプルな構造のものから、テーブルを付けて赤ちゃんの遊びタイムや離乳食用にも使える商品もあります。
2・カリブ
画像出典:https://item.rakuten.co.jp/mamababy/9591129/
カリブ【karibu】は中国製のベビーチェアです。
バンボと形状がよく似ていることから、比較されることが多くなっています。
カリブはバンボよりお値段が安いため、安価なベビーチェアを選びたい方におススメです。
どちらも首がすわる生後3ヶ月から使用が可能で、カリブのほうがやや重量があります。
ベビーチェアは数ヶ月の使用だと考えると、「安いほうがいい」という方に向いている商品です。
価格
- バンボ・・・7,560円
- カリブ・・・2,980円
重量
- バンボ・・・1.2kg
- カリブ・・・1.4kg
3・ESSIANコアラシート
出典:https://www.gsworld.jp/catalog/data/html/index.php/products/detail/3
ESSIANコアラシートは、韓国製のベビーチェアです。
バンボやカリブとも形状が似ていますが、背もたれが高いのが特徴的です。
人間工学に基づいた3D設計で、赤ちゃんの体にフィットするように作られています。
素材は柔らかいポリウレタンを使用しているため、赤ちゃんの体にも負担が少ないでしょう。
ハンドルを付けて車遊び、背もたれクッションを付けて首をサポートすることもできます。
4・リッチェル 2WAYごきげんチェア
出典:https://www.richell.co.jp/shop/baby/detail/44221
リッチェルは日本のプラスチック製品を扱うメーカーで、ベビー用品などを販売しています。
日本製でありながらも、低価格なのも魅力でしょう。
2WAYとあるように、床に置いてベビーチェアとしてや、椅子に設置してお食事用チェアとしても活用することができます。
対象年齢が7ヶ月~5歳までで、一度購入したら長く使える椅子です。
本体はポリプロピレンの抗菌仕様となっています。
まとめ:赤ちゃんの体の成長具合に合わせてお座りさせてみよう
生後5ヶ月は赤ちゃんのお座りを練習するのにもよい時期です。
まだ赤ちゃん一人で座ることはできませんが、体が安定してきて少しの時間なら支えてあげれば座れるようになるでしょう。
市販の椅子も使いながら、赤ちゃんが一人で座れる練習をしてみてくださいね。
オムツも下記の記事で比べてみてください。