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牛乳を水筒に入れてはダメな6つの理由!持ち歩くときの対処方法について

 2020/03/07 食べ物
この記事は約 9 分で読めます。 311 Views
牛乳と水筒

「牛乳は水筒に入れて持ち歩いても大丈夫?」このような疑問をお持ちではないでしょうか。

結論からいってしまえば、牛乳を水筒に入れて持ち歩くことはしないでください。その理由は、水筒メーカーの取扱説明書にも、そのように記載されているからです。

このページではなぜ牛乳を水筒に入れて持ち歩いてはいけないかの理由と、どうしても牛乳を水筒に入れて持ち歩くときの対処方法、牛乳以外の代用方法を紹介しています。水筒に牛乳を入れる場合は自己責任ですから、必ず注意点を守りましょう。

次に紹介する内容を参考にしながら、自分で「牛乳は水筒に入れて持って行かない」「牛乳は注意しながら水筒に入れて持って行く」と決めることができますと幸いです。

牛乳を水筒に入れていいのか?

牛乳は水筒に入れて持って行かないようにしましょう。メーカーの取り扱い説明書では、どのように記載されているのか紹介します。

メーカーの注意書きにも牛乳は入れてはいけないとある

サーモスの取扱注意では、下記のような注意書きがあります。

ドライアイス・炭酸飲料を入れない

これらを水筒に入れると内圧が上がり、蓋があかなくなる可能性があります。蓋や飲み物が飛び出す危険性もありますので、水筒には炭酸飲料は入れてはいけません。

牛乳、乳飲料、果汁など腐敗しやすいもの

腐敗や変質の恐れがある飲み物は、水筒には入れないでください。長期間放置すると、腐敗によりガスが発生して内圧が上がり、蓋があかなくなる、飛び出る危険性があるためです。

お茶の葉・果汁

パッキンなどすきまに詰まり、中身が漏れてしまう恐れがあるためです。

出典:サーモス取り扱い説明書

牛乳を水筒に入れてはいけない6つの理由

水筒
牛乳を水筒に入れてはいけない理由は、6つあります。なぜ牛乳を入れてはいけないのか不思議に思う方は、次の項目をチェックしてみましょう。

1・温度を一定に保てず牛乳が傷む可能性がある
2・口を開けた牛乳はその段階で雑菌が入りやすい
3・パッキンがカビやすいため
4・牛乳の変質によりステンレスが傷みやすい
5・メーカーとしては責任が取れない
6・入れる場合は自己責任で
これらの項目を順番に解説していきます。

1・温度を一定に保てず牛乳が傷む可能性がある

水筒は商品によって保冷時間が異なり、水筒によっては保冷時間が短く、牛乳を一定の温度に保つことができず、短時間で腐敗してしまうことがあります。

多数の水筒を用い、保冷効果をテストしたデータが公開されています。保温効果は6時間放置した際に、コップ付きが70.8~73.8℃と高く、次いでマグタイプ51.0~69.8℃、フードカップタイプ50.8℃と61.1℃、タンブラータイプが50.3℃という結果が出ました。

保冷効果は6時間放置した際に、コップ付きタイプ6.0~6.9℃、マグタイプ6.2~8.0℃、タンブラー8.8℃と10.7℃、フードカップタイプが9.5℃と11.1℃です。

それぞれの水筒の銘柄によって、詳しいデータが公開されていますので、気になる方はリンク先で確認してみましょう。

コップ付きが保温や保冷効果が一番高く、そのまま飲めるタイプも次いで高いのですが、洗うのが大変なのがデメリットです。蓋を開けて飲むタイプは洗いやすいのですが、保温性や保冷性は若干おちるため、牛乳を入れるときには注意しましょう。

出典:携帯用ステンレスボトルの品質

2・口を開けた牛乳はその段階で雑菌が入りやすい

牛乳に書かれている賞味期限は、開封しないときに美味しく飲める期間です。一度口を開けてしまったものは雑菌が入りやすいため、メーカーでも2日くらいで飲み切るよう推奨しているところが多くなっています。

つまり、口を開けたものを水筒に移し替えても、同じように雑菌が入り込んでいるため、腐敗しやすいということです。とくに水筒は水筒本体にも雑菌が付着している可能性がありますし、冷蔵庫よりも高い温度になってしまうため、どうしても雑菌が繁殖しやすくなります。

3・パッキンがカビやすいため

水筒は中身が漏れないようパッキンが付けられていて、この部分に牛乳が付着していると、カビてきます。毎回洗剤を使って洗っているつもりでも、パッキンの間に牛乳が入り込んでいると、すぐにヌルヌルやカビのもととなるでしょう。

4・牛乳の変質によりステンレスが傷みやすい

酸が強いものや腐敗しやすいものは、水筒に入れることはできません。ステンレスが痛み変質する可能性があるからです。一度錆が発生した水筒は、水筒の飲み物を安定した状態で保てなくなります。

5・メーカーとしては責任が取れない

メーカーが水筒に牛乳を入れてはいけないと説明するのは、メーカーは責任が取れないという理由もあります。牛乳はもともと腐敗しやすく、腐敗したものを飲まれてしまえば、メーカーの責任問題です。注意書きに記載しておくことで、「うちは牛乳を入れることは推奨していませんよ」とアピールしています。

6・入れる場合は自己責任で

どうしても水筒に牛乳を入れて持ち歩きたい場合は、自己責任で持って行くしかありません。メーカーの責任にすることはできませんし、お腹を壊しても自己責任です。ちゃんと管理できるという方以外は、牛乳を水筒の入れて持ち歩くのは避けるようにしましょう。

とくに子どもの水筒に牛乳を入れるのは、自己管理ができず絶対にやめてください。大人で数時間以内に飲み切れる人で、外気温によって管理が変えられる人だけです。それでも、人は絶対ではありませんから、少し傷んでいた牛乳でお腹を壊す可能性はあります。

牛乳を水筒に入れる際の注意点

水筒
牛乳を水筒に入れてはいけない理由を理解しても、やっぱり水筒に入れて持ち歩きたい方は、次のような点に注意してください。

毎回パッキンを外し丁寧に洗うこと

パッキンの間に入り込んだ牛乳は、スポンジで洗うだけでは落とすことができません。軽くすすいだだけでも落とすことはできませんから、毎回パッキンを取り外し丁寧に洗いましょう。

マイタンブラーがおすすめ

構造が簡単な容器ほど、洗いやすくなります。タンブラー型や、蓋を開けられるタイプなら、パッキンが少なく毎回洗う手間が削減できるでしょう。

乾いたら取れにくくなるため、すぐに洗うこと

牛乳は長時間経つと表面が乾いて落ちにくくなります。会社に持って行った場合は、飲んだらすぐに洗うことです。

昼までに飲み切ること

できれば昼までに飲み切るようにしてください。夏で外気温がかなり高い日は、午前中でも飲まないほうがよい日もあります。水筒本体の保冷効果の高さでも腐敗具合は変わってくるため、できるだけ保冷効果の高い水筒を選びましょう。

毎回漂白剤で洗う必要がある

サーモスの取り扱い説明書によると、漂白剤の使用ができない部分があるとのことです。水筒の内部や外側は金属でできていますから、塩素系漂白剤の使用ができません。塩素系漂白剤の使用ができるのは、蓋、パッキン、ストローなどの部品のみです。

水筒に牛乳を入れて腐敗してしまい、汚れが付着した場合は、酸素系漂白剤を使って洗うことができます内部を洗うときは、水筒用の柔らかいブラシを使って擦り洗いでも、汚れを落とすことが可能です。

とくに塩素系の漂白剤の使用は、内部に錆びが出る可能性や、保冷効果が低下する可能性があるため避けるようにしましょう。

水筒の内側に汚れが付着した場合は、次の内容でつけ置きができます。ぬるま湯+酸素系漂白剤、食酢、クエン酸のいずれかを入れましょう。

斑点状の赤い錆は鉄分が付着したためですから、食酢を10%入れたぬるま湯で30分つけ置きします。ざらざらした汚れは水に含まれるカルシウムが付着したもののため、クエン酸を1~2%入れたぬるま湯で3時間つけ置きするとよいでしょう。

出典:サーモス 取扱説明書

象印やサーモスは保冷効果が高い

象印やサーモスの水筒はお値段が高めです。なぜかというと、魔法瓶の技術力が高いからなのでしょう。牛乳を水筒に入れて持って行くのであれば、それなりの値段の水筒を選ばなければなりません。

さらに水筒の構造によっても保冷効果は変わるため、下記リンク先を確認しながら、保冷効果の高いものを選ぶことをおすすめします。

リンク先のデータによると、象印のコップ付き「ステンレスボトル TUFF」が6時間後でも6.0℃に保つことができて、保冷効果が高いようです。

サーモスのワンタッチタイプでは、「サーモス真空断熱ケータイマグ」なら6時間後でも、6.2℃の保冷力を保つことができています。

出典:携帯用ステンレスボトルの品質

牛乳を持ち歩く対策

牛乳
牛乳を持って行くときには、わざわざ水筒に牛乳を入れなくても対応はできます。

常温OKの牛乳パックを持って行く

常温OKの牛乳パックも売られていますから、会社で牛乳を飲みたいときには、このような商品を選びましょう。

高くつくのがデメリット

毎回常温OKの牛乳を少量パックで持って行くのは、費用がかかります。牛乳を水筒で持って行くのはエコの意味で、購入費用を節約したいからです。この方法はあまり現実的ではないといえます。

粉末状のスキムミルクで代用する

粉末状のスキムミルクを会社に置いておき、家からはブラックコーヒーを持って行けば、コーヒーにミルクを入れることができます。ホットコーヒーを飲むなら、この方法で代用が可能です。

スジャータを入れる

スジャータのようなコーヒーフレッシュを持って行き、必要なときに入れるという方法も、鮮度を保つことができます。成分は植物性脂肪でできていて、ミルクのような風味があるものです。乳製品ではありませんし、密封されているため腐敗する心配が少なくなります。

マリームを入れる

アイスコーヒーを会社に持って行きたいというニーズがあるなら、マリームを活用する方法もあります。マリームはアイスコーヒーには溶けにくいため、少しダマになってしまうかもしれません。アイスコーヒーにも溶けるミルクパウダーは、コーヒー豆専門店に売っていることがあるため、必要なら購入してみましょう。

水筒に牛乳を入れて持ち歩くニーズ

牛乳
そもそもなぜ水筒に牛乳を持って行くのか、そのニーズをまとめてみます。

会社にカフェオレを持って行きたいから

社会人の方ではカフェオレを会社に持って行きたいからですね。我が家でも車通勤の主人は、朝に入れたミルク入りコーヒーを水筒に入れて持って行きます。

砂糖とミルク入りでなければコーヒーを飲めない人のため、水筒にも牛乳を入れているのです。さすがに夏は傷みやすいようで、朝の通勤のときしか飲んでいません。

ジムでプロテインを飲むため

スポーツジム通いをしている方も、すぐにプロテインを飲みたい理由から、水筒に牛乳を入れていくことがあります。ジムに行って飲むまでの時間帯は2~3時間くらいでしょうから、この場合は牛乳が腐敗しにくいといえるでしょう。

まとめ

水筒に牛乳を入れて持って行くのは、基本的にはNGです。我が家でも牛乳単体では試す勇気がありません。

コーヒーに牛乳を入れて持ち歩く場合では、牛乳の濃度が低くなり、気温に注意して、ちゃんと水筒を洗っていれば、持って行くことはできそうです。その場合でも、管理には十分注意しながら、自己責任で試すようにしてみてください。

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