妄想妊娠とは?想像妊娠のこと。私も何度も経験しました

妄想妊娠

「妄想妊娠ってどんな症状が出るの?」妊娠していると思ったのに妊娠検査薬で陰性になるとショックですよね。

実は妊娠していないのに妊娠のような症状が出ることは珍しいことではありません。実際に私も経験したことがあるため、特別なことではありませんよ。

妄想妊娠や想像妊娠のことを理解して、少しでもあなたの気持ちが落ち着けば幸いです。

妄想妊娠とは?想像妊娠のこと

妄想妊娠

妊娠していないのに妊娠の兆候が現れる

妄想妊娠や想像妊娠と呼ばれるものは、妊娠していないのに妊娠しているような症状が出ることです。
海外でも「Pseudocyesis」という名前が付けられていて、きちんとしたものだととらえられています。

想像妊娠は実際にお腹が膨れる

生理前に分泌量が多くなるプロゲステロン(黄体ホルモン)は、妊娠初期にも分泌量が多くなるため、生理前はプロゲステロンの影響で妊娠と似たような症状が出ます。妄想妊娠や想像妊娠に感じることは、生理が遅れる、熱っぽい感じがする、吐き気、胸の張り、お腹が出てくる、胎動を感じるなどの症状です。

妄想妊娠はどのくらい生理が遅れる?

女性なら何らかのストレスで、生理周期が多少ズレこんだ経験をお持ちの方も多いでしょう。妄想妊娠や想像妊娠でも生理予定日に生理がこなくなります。

通常はエストロゲンやプロゲステロンの分泌量が減ると、子宮内膜が剥がれて生理がきます。

ところが妄想妊娠や想像妊娠ではホルモンバランスが乱れているため、ホルモン分泌が維持されたままで生理が遅れるか、生理がきても少量の出血で気が付いていないことがあります。妊娠初期にも少量の出血は見られることがあるため、経血の量が少ないと生理なのか妊娠しているか症状だけでは区別がつきにくいでしょう。

想像妊娠と基礎体温の関係性

妄想妊娠や想像妊娠をひきおこすのはプロゲステロンで、妊娠したら分泌するhCGホルモンは増えていません。そのため、妄想妊娠や想像妊娠では妊娠検査薬で陰性です。

しかし、プロゲステロンは基礎体温を上げるもので、妄想妊娠や想像妊娠でも基礎体温を測れば上昇していることがわかります。ホルモンバランスの乱れが長期的になれば、長い間基礎体温が上がったままになることもあるでしょう。

想像妊娠の原因はホルモンバランスの乱れ

妄想妊娠や想像妊娠の直接的な原因は精神的な問題だといわれています。女性のホルモンバランスは脳がコントロールしていて、脳はストレスで誤作動をおこしやすく、女性ホルモンのバランスを変えてしまうことがあります。

妄想妊娠や想像妊娠をしやすい方は、ストレスを感じやすい次のような特徴がみられています。

  • 妊娠への強い願望がある
  • 妊娠への強い恐怖心がある

どちらにしろ妊娠に対して強いストレスを感じていて、ストレスが女性ホルモンの分泌に影響を及ぼし、妊娠しているような身体症状が出ます。

生理前は受精卵の着床を促すため、プロゲステロンの分泌を促します。

プロゲステロンは基礎体温を高くして胸の張りを促すホルモンで、ちょうど妊娠初期と症状が似ているのです。ストレスがあると本人は精神的に敏感になっているため、生理前の症状を「妊娠している」と勘違いしてしまいます。

私の場合は「妊娠したい」という強い気持ちがあったため、生理前の症状を妊娠だと勘違いしてしまったことが何度かありました。

生理前も胸が張る、体温が上がる症状は出るため、妊娠していないとはわからなかったのです。しかし生理がきたことで妊娠していないことがわかりました。

男性や動物にも症状が出ることがある

妄想妊娠や想像妊娠は動物ではよくあることです。

動物の場合は人間のように毎月決まった排卵ではなく、発情期に合わせた排卵です。人間のように精神的な影響ではないため、動物の場合は妄想妊娠とは呼ばず「偽妊娠」や「偽妊娠」といいます。

動物は発情期になると、妊娠に必要なプロゲステロンが分泌します。

プロゲステロンは妊娠初期のような症状をひきおこすもので、妊娠が成立していなくても一次的に身体影響があります。しかし、ペットに避妊手術をしていれば偽妊娠はおこらないため、多くの飼い主さんは気が付いていないのかもしれません。

人間では男性にも妄想妊娠や想像妊娠になる場合があります。

男性はつわりやお腹が大きくなる症状があらわれることもあるようです。妄想妊娠や想像妊娠になるのはストレスでホルモンバランスが変わったことが原因で、妻が妊娠したときに影響を受ける夫もいます。

想像妊娠の確率

妄想妊娠や想像妊娠は、どのくらいの確率でなるのか明確なデータはありませんでした。割合はわかっていませんが、妊娠を希望する女性なら生理前の症状と妊娠は区別付きにくいため、1度や2度くらいは妊娠していないのに妊娠していると間違えたことがあるのではないかと思います。

妄想妊娠(想像妊娠)の改善方法

妄想妊娠

想像妊娠は医師からの言葉で症状がなくなる

妄想妊娠や想像妊娠を治すには、医師から「妊娠していません」と言われる方法が一番です。

妊娠の可能性があるときに病院を受診すれば尿検査やエコー検査をするため、妊娠していないことはわかります。とくにエコー検査は自分の目で胎児がいないことを確認できるため、妄想妊娠や想像妊娠を改善させる効果が高いです。

ストレスを軽減させる

何度も妄想妊娠や想像妊娠を経験しているなら、強いストレスがあると認識しましょう。もしかしたら不妊治療のストレスや、妊娠してはいけない時期で不安が強いのかもしれません。

不妊治療をしている方はカウセリングも一緒に受けることが大切です。妊娠できない事情があるなら、ピルを飲むことで不安感は取り除けるでしょう。

ピルの服用について

ホルモンバランスの乱れではピルの服用を用いることがあります。

ピルは女性ホルモンのバランスを変える方法です。精神的なストレスが改善しにくい場合は、医師に相談してください。

妄想妊娠(想像妊娠)と妊娠の違い

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妊娠すると上昇するhCGが上がらない

hCGとは別名「ヒト絨毛性ゴナドトロピン」です。妊娠初期に分泌量が多くなるホルモンで、プロゲステロンの分泌維持に必要になります。

妊娠初期はhCGが上昇するため、尿検査の妊娠検査薬でhCGの数値を判定に使います。妄想妊娠や想像妊娠は妊娠していないため、当然hCGは上昇しません。

エコー検査をしても胎児がいない

病院では尿検査とエコー検査の2つを用いて、妊娠を確定します。

エコー検査で子宮内を見ると、妊娠していれば胎嚢と呼ばれる赤ちゃんの袋が見えます。妄想妊娠や想像妊娠は受精卵もできていないため、子宮内は空っぽなのです。

妄想妊娠(想像妊娠)なのに検査薬が陽性になる場合は?

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検査薬が陽性になる場合は化学流産

妊娠していると思って妊娠検査薬を使うと陽性の場合は、妄想妊娠や想像妊娠ではありません。

妊娠検査薬が陽性になるということは、hCGホルモンは上昇しています。hCGホルモンは受精卵が形成されないと数値が上がりません。

妊娠検査薬で陽性反応が出たのに、再び検査すると陰性だった場合は化学流産しています。

化学流産とは受精卵ができたのにも関わらず、受精卵の異常で細胞分裂が止まってしまうことです。母体の原因であることはほとんどなく、受精卵の染色体異常が問題だといわれています。

健康なカップルでも気が付かないうちに化学流産していることがあります。

「今回は生理が遅れた」「重い生理がきた」場合は化学流産の可能性もあるでしょう。本人が妄想妊娠や想像妊娠だと思っても、妊娠検査薬で一度は陽性が出たなら、化学流産も疑ってください。

妄想妊娠(想像妊娠)で出産に至った海外の例

妄想妊娠
海外では妊娠していないにも関わらず、出産まで見逃されてしまうケースがあります。

日本では妊娠検査薬が市販されているため、妄想妊娠や想像妊娠だと早くに気が付くことができるでしょう。しかし、海外では病院を受診するのが遅れて、出産まで至るケースがあります。

男性の診察にあたったKMCT医科大学病院のP N Suresh kumar博士は「女性が妊娠した時にパートナーである男性が吐き気や体重増加など“擬娩症候群”に苦しむことは知られています。ただこの男性のように極端なケースは初めてです」と語る。男性は今では想像妊娠だったことを自覚し、服薬により症状は落ち着いてきている。
出典:http://japan.techinsight.jp/2016/02/post-233068.html

ブラジルでは37歳の女性が想像妊娠で帝王切開を受けた例があります。
吐き気と腹痛で病院に駆けつけたところ、胎児の心音が確認できなかったため、緊急手術をすることになりました。

しかし、帝王切開を受けてもお腹の中に赤ちゃんは入っていませんでした。
彼女はお腹も出ていて妊婦と変わりがなかったため、病院のスタッフも彼女は妊婦だと思ったそうです。
出典:https://www.nydailynews.com/life-style/health/brazil-doctors-cesarian-section-woman-not-pregnant-article-1.1550368?barcprox=true

まとめ:妄想妊娠や想像妊娠かも?と思ったら検査しよう

生理前にプロゲステロンの分泌量が多くなると、妊娠と似た症状が出やすいため、区別することは難しいです。

本人が妄想妊娠や想像妊娠と妊娠しているのかわからない場合は、妊娠検査薬を使うことをおススメします。妊娠検査薬で陰性になり、エコー検査で胎児が確認できなければ、確実に妄想妊娠や想像妊娠だったことがわかると思います。

「妊娠したい」「妊娠したくない」という強いストレスは、女性の体を変えるほどの力があります。普段から生理前症候群の症状が強い方は注意してみてください。

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