ネントレは1歳から?泣かせない方法なら1週間でOK

「子どもが1歳になったからネントレをしてみたい」ネントレを始める前は、寝てくれなかったらどうしよう、ギャン泣きしたらどうしようと不安がいっぱいですよね。
今回紹介するネントレは、1歳からできてギャン泣きさせません。実践した方は早くて数日、多くの場合は1週間で効果が現れてきます。
夜の授乳を止めてネントレすれば、ママの自由時間が増えて趣味も楽しめますよ。
ネントレのやり方
やらないことを決める
ネントレをやるのに弊害となることは「やらない」と決めなければなりません。
子どもに「1人でも寝られる」認識を付けさせるためです。抱っこや添い乳はズルズルと1人で寝られない習慣になるため止めましょう。
抱っこして寝かしつけない
抱っこの寝かしつけは多くのママがやっていることです。
子どもが寝るときに抱っこする行為自体はよいことなのですが、子どもが1人で寝るための弊害になります。子どもが眠たくなりぐずぐずしたら抱っこ→ママが抱っこしてくれる、というルールができあがり、抱っこしないと寝られない子になるためです。
添い寝しながら寝かしつけない
完全母乳だと夜中の添い乳は当たり前にやっていると思います。
しかし、夜中に目が覚めた子どもは、本当にお腹が空いているのではなく、おっぱいが欲しいだけかもしれません。安心材料として必要な場合は目が覚めたときにおっぱいがないとパニックになり、泣き出す子になります。
夜の授乳が必要となる生後3~4ヶ月までは添い乳は必要です。多くの場合は離乳を開始する時期に夜中の授乳は必要なくなります。
離乳食が始まっていると食事でも栄養が補給できるようになるためです。1歳になってもお腹が空いて夜の授乳が必要なケースは少なく、子どもの寂しさを紛らわすだけのことが多くなっています。
寝かしつける時間になったら一緒に寝室に行く
寝る時間を20時や21時と決めたら、時間になったらママと一緒に寝室に行かせます。
不規則な時間に寝かすと、子どもの体内時計のリズムが整わないため避けましょう。朝起きる時間と夜寝る時間は一定にすることが大切です。
20時や21時に寝る時間を決めたら、子どもが眠くなるのを待つのではなく、時間になったら一緒に寝室に行く習慣を付けさせます。夕食やお風呂の時間が押してしまわないよう、逆算して時間を決めてしまいましょう。
時間を決めたほうが毎日のルーティンになり、ママも楽なはずです。
数分やさしくトントンしたらママは部屋を出る
子どもと一緒に寝室に行ったら、入眠儀式を済ませます。
トントンしてあげる方法なら数分程度で済むため時間がかかりません。最初は数分でママが寝室から出て行ってしまうと、子どもはビックリします。
毎日添い寝してくれるのが当たり前だったため、子どもも不安なのでしょう。泣いてしまっても構わなく、ママは数分程度で部屋を出るようにします。
泣いたらまたトントンしにいく
ママが出たとたん泣いてしまっても、数分間くらいは我慢してください。2~3分経ってまだ泣いているようなら、子どもの側に行ってまたトントンします。
再び数分間トントンしたらもう一度部屋を出ていきましょう。
子どもは不安になって泣いても「すぐにママが来てくれる」という安心感を得ます。「自分は1人じゃない、ママに守られている」という気持ちにさせることが大切です。
もしかしたら最初は1~2時間くらい寝かしつけに時間がかかるかもしれません。
ここでママが根負けしたら、ネントレは終了してしまいます。子どもをギャン泣きさせるほど放置する方法ではないため、ママの精神的な苦痛も少ないのではないでしょうか。
ネントレ中で夜中に起きたら?
ネントレをしていて子どもが夜中に起きたら、数分間は様子をみてください。
すぐにママが対処してしまうと寝ぼけている子どもを完全に起こしてしまうため、少しだけ時間をおきます。子どもは夜中に何度も起きるのが普通ですが、暗くて静かな環境ならそのまま寝てしまうはずです。
数分くらい泣いているようなら、トントンして安心させてあげてください。
夜中に子どもが起きても、抱っこしたり添い乳したりしないルールは一緒です。親子一緒の寝室なら、ママも完全に起きあがる必要がないためネントレは楽ですよ。
ネントレはいつから?
夜の授乳を止めると決めたときから
ネントレは何歳からというルールはなく、夜の授乳を止めるときが目安です。夜の授乳を止める時期は個人差があって、何か月からという決まりはありません。
家庭によっては1歳になったら夜の授乳を止めると決める場合や、1歳半まで夜の授乳を続けるケースもあります。本来なら離乳が始まるころになると徐々に夜の授乳回数が減るのですが、どの子もそう教科書通りになるわけではありません。
早ければ離乳食が始まる5ヶ月~6ヶ月ごろから、遅くても1歳~1歳半くらいに夜の断乳を開始して、一緒にネントレも始めるのがおススメです。夜の授乳がなかなか止められないときは、寝る前に十分授乳しておいてお腹を満たしましょう。
お腹いっぱいになってから寝ると、夜中に起きないでぐっすりと寝てくれる可能性が高くなります。
ネントレを始める前にやること
昼間はたっぷり遊ばせて疲れさせる
ネントレを始めるなら、昼間の遊び時間をたっぷりとってください。子どもを疲れさせれば、疲れて寝てくれる時間が早まるためです。
お昼寝の時間を工夫するのもポイントで、15時までに起こすのがベストです。夕方までお昼寝の時間がズレてしまうと、夜に寝る時間になっても眠くなりません。
外遊びは午前中に済ませて、昼食をとったらお昼寝させるとタイミングがよくなります。午後からお昼寝をしてくれない場合は、午前中に遊び足りなく体力が余っている証拠です。
早い時間帯に外に連れ出してあげて、たっぷり体を使って遊ばせましょう。
寝室の環境を整える
ネントレのときは寝室の環境づくりが大切です。明るかったりうるさかったりしたら、大人も寝ることができませんよね。
子どもを寝かしつけるときは、寝室の電気を消す、テレビの音をなくす、快適な温度にするようにします。強い光は携帯電話からも発しているため、寝室に持ち込まないようにしましょう。
ベッドを撤去する
ネントレは子どもを数分間1人にさせるため、ベッドでやるのは向いていません。
ベッドガードを使ってやる方法もありますが、危険性を避けるなら布団で寝るのが一番です。今は和室がない家庭が増えているようで、洋室に布団を敷くと腰が痛くなります。
マットレスを敷いてから布団を敷くといいですよ。
泣かせないネントレでも1週間で効果が出る
2~3日が転換期になりやすい
1回に数分間泣かせるとしても、ママは心が痛むと思います。しかし、子どもも毎日繰り返していれば、必ずネントレは成功しますよ。
子どもによっても慣れるまでの期間は異なりますが、2~3日泣き続けるだけで済む場合が多いようです。遅くても1~2週間までと割り切ると、ママも辛くありません。
子どもが泣く時間が長く数日続くようなら、パパにネントレをお願いすると気が楽です。
欧米式のネントレも泣かせない方法がある
ネントレといえば欧米式のものが多いようです。有名なものではジーナ式ネントレがあります。
ジーナ式ネントレとはカリスマナニーが教える赤ちゃんのための快眠法です。海外と日本式の違いは、海外がベッドで子どもを早くから1人で寝かせるのに対し、日本式は布団で親子一緒に寝るパターンです。
ほかにもトレーシー・ホッグさんのものや、サリーウォードさん、ファーバー博士のネントレもあります。
「海外のネントレは泣かせるから避けたい」というママも多いと思います。海外のネントレでも泣かせない方法や、ゆるいやり方もあるため比較してみてください。
ギャン泣きするネントレはママが辛い
日本のママは「子どもを1人で寝かせるのはかわいそう」「ギャン泣きするまで放置は辛い」と考えるママが多いようです。集合住宅が多く家庭事情もあってなのか、夜中に数十分も泣かせることはできませんよね。
泣かせないネントレでも効果は期待できるため、試してみてください。
1歳からのおススメ寝かしつけ方法
絵本を読んであげる
1歳になれば絵本のお話も理解するようになります。
寝る前に1冊だけという約束をしておけば、寝かしつけも長くなりません。子どもも寝る前の絵本タイムが楽しみになり、気持ちも睡眠モードになって絵本を読み終える前にウトウトしてくることもあります。
オルゴールなど音楽を聴かせる
ネントレのときから決まった音楽を聞かせて、それを寝るスイッチの切り替えに使う方法もあります。オルゴールなら時間も決まっているため、子どもも寝るタイミングがわかりやすいです。
子守唄を歌う
歌が得意なママならぜひ子守唄を歌ってあげてください。
子守歌はいつの時代でも使われてきた定番の寝かしつけです。ママの優しい歌声は、いくつになっても記憶に残ります。
手足をマッサージする
手足をマッサージしてあげると、心地よくリラックスできます。
ママと触れ合うことでオキシトシンが分泌してきて、心地よい気分になります。触れる側もリラックス効果が期待できるため、ママも癖になると思いますよ。
お気に入りグッズを使う
男の子も女の子もお気に入りのぬいぐるみや人形があると思います。1人で寝るのが寂しい子どもも、お気に入りの〇〇ちゃんがいれば安心です。
ネントレで得られるメリット
ママの自由時間が増える
ネントレのメリットは、子どもが寝る時間が早くなることです。
今までは1時間も2時間も抱っこしないと寝られなかったのが、ネントレすると数分~数十分で眠りにつくことができます。夜はママにとっても貴重な時間のため、ネントレはメリットが高いです。
子どもの睡眠リズムが整う
子どもにとっても睡眠のリズムが付き、体の成長によい効果があります。
寝ている時間は成長ホルモンが分泌している時間で、細胞の修復や身体の成長を助けています。よく寝る子は将来の身長の伸びも違ってくるため見逃せません。
子どもがスポーツをやってから、身長が伸びないと焦っても遅いのです。適切な睡眠は子どもの心の安定にも役立ちます。
まとめ:ネントレは数分のトントンを繰り返して
ネントレは難しそう、ギャン泣きしそうで怖いというママもいると思います。数分間トントンする方法なら、どのママでも実践しやすいです。
何度も寝室とリビングを行ったり来たりしなければなりませんが、数日苦労すれば後は自由な時間が手に入ります。ぜひ、ママの自由時間確保や子どもの成長のためにもネントレにチャレンジしてみてくださいね。
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