離乳食でロールパンはいつから?進め方や超熟を使ったアレンジレシピ2選

「離乳食でロールパンはいつから与えられる?」
パンは調理の必要がないため、離乳食にも取り入れたいですよね。
しかし、ロールパンはバターや卵を使っているため、食べさせてよい時期が気になるでしょう。
早い家庭では生後5ヶ月~6か月からパンを食べさせていますが、卵黄は生後7ヶ月~8ヶ月からのため、離乳食中期からロールパンを与えるのがおススメです。
厚生労働省の資料をもとに、まとめてみました。
目次
離乳食でロールパンはいつから?
離乳食でロールパンを与え始めるのは、生後5ヶ月~6ヶ月です。
子どもによって離乳食の進み具合が変わるため、離乳食初期から食べさせるか、離乳食中期から食べさせるか考えてみましょう。
7~8ヶ月から赤ちゃんにロールパンを与える
厚生労働省では離乳期に与えたことがある食品を調査した内容が発表されています。
すると生後5ヶ月~6ヶ月でパンを与えた人の割合は、30.8%でした。
生後7ヶ月~8ヶ月でパンを与えた人の割合は72.2%です。
早い家庭では生後5ヶ月~6ヶ月でパンを与えていたことになります。
ロールパンは食パンと比べてバターの割合が多いため、離乳食の進み具合によって与える時期を調節してみましょう。
「バターや卵が子どもの胃に負担をかけそう」と心配な方は、卵黄が食べられる離乳食中期または離乳食後期からロールパンを食べさせるのがおススメです。
離乳食後期になれば91.2%の人が、子どもにパンを食べさせています。
厚生労働省の資料
離乳食でロールパンの進め方
離乳食でロールパンを食べさせるときは、ペースト状からはじめて、1口大の大きさに移行していきましょう。
最初はミルパンがゆにして食べさせる
生後5ヶ月~6ヶ月の離乳食初期は、食品をなめらかにすりつぶしたものから与えます。
ロールパンを子どもに与えるときは、そのまま食べさせるのではなく、ミルクで伸ばしてペースト状にしましょう。
最初離乳食は果汁から与えることからはじめて、スプーンを口に入れても舌で押し出さなくなれば、ミルクパンがゆを食べさせることができるようになります。
慣れたら1口サイズに切ってスープと一緒に食べさせる
離乳食中期になれば、少しずつ固形の食べ物も与えることができます。
ロールパンを子どもが食べられる1口サイズに切って、与えてみましょう。
いきなり水分が少ないパンを与えると喉につかえる可能性があるため、必ず水分がある食べ物も一緒に与えるようにします。
細かく刻んだ野菜を入れた野菜スープなら、パンと一緒に食べやすいでしょう。
初めて固形のパンを子どもに与える場合は、きちんと飲み込めるかママが確認してあげてください。
離乳食後期はロールパンを手づかみで食べさせる
生後9ヶ月~11ヶ月の離乳食後期になると、子どもは手づかみでパンを食べられます。
ある程度の硬さがある食品が向いているため、ロールパンは適度な大きさでOKです。
ロールパンは調理の必要がなく、手で持って食べやすいことから離乳食にも向いています。
離乳食後期になれば、パンを使ったアレンジメニューも楽しめるでしょう。
パンに含まれているアレルギーに注意しよう
お米と比べてロールパンはアレルギーのリスクがあります。
離乳食を開始してすぐにロールパンを与えるのではなく、食べられる食品の種類が増えてからロールパンを食べさせるようにしてください。
ロールパンは卵アレルギーに注意が必要です
離乳食初期に与えるメニューは、アレルギーが少ない食品にすべきです。
おかゆを最初に与える家庭が多いのは、お米はアレルギーが少ないためです。
パンはグルテンアレルギーや卵アレルギーの心配もあるため、いきなり与えるのは避けてください。
最初はお米、野菜、果物などからはじめていき、とくに問題がなければ食品の種類を増やします。
卵は黄身から始めてみて問題がなければ、全卵が食べられるようになります。
ロールパンの外側には光沢を出すために黄味が使われているため、卵の黄身が食べられるようになってからがおススメです。
離乳食におすすめの2種類のパン
離乳食はシンプルなつくりの食パンから与えて、慣れたらロールパンも食べさせることができます。
食パンは耳をカットして食べさせる
子どもにパンを始めて食べさせるときは、シンプルな食パンがおススメです。
食パンなら塩やバターも使っておらず、シンプルなつくりとなっています。
耳をカットしてあげれば、内側のパンは柔らかくて子どもも食べやすいでしょう。
パンをサンドイッチやくるくるサンドにする場合は、ロールパンより食パンのほうが使いやすいです。
食パンを選ぶ際には、できるだけイーストフードや乳化剤を使っていないものを選びましょう。
天然酵母のパンや、パン屋さんのパンを選ぶと、子どもに負担となる成分を減らせます。
ロールパンは皮を取り除いてそのまま食べる
ロールパンの皮は子どもにとって硬いため、取り除いてあげてください。
皮をむいて内側のみ与えると、子どもも飲み込みやすいでしょう。
ロールパンをトースターで焼くと外側がパリパリになるため、焼かずにそのまま子どもに出します。
離乳食におススメのロールパンメーカー
市販のパンには添加物が含まれているものや、固形バター入りのものが多く、子どもの離乳食には使いにくいです。
離乳食でも使いやすいシンプルなロールパンを紹介ます。
ロールパン超熟
画像出典:https://www.pasconet.co.jp/products/29/
超熟シリーズは、敷島製パン株式会社が販売するパンです。
市販のパンはイーストフードと乳化剤が含まれているものが多いのですが、超熟のロールパンはイーストフードも乳化剤も不使用です。
小麦粉は国産の「ゆめちから」を2%使用しています。
超熟シリーズのパンは「余計なものは入れない」がコンセプトのため、子どもの離乳食としても活用しやすいでしょう。
【原材料】
小麦粉、砂糖、乳等を主要原料とする食品、マーガリン、でんぷん、バター、パン酵母、加工油脂、食塩、小麦たんぱく、醸造酢、米粉、(一部に小麦・乳成分・大豆を含む)
【アレルゲン】
小麦、乳成分、大豆
ロールパン離乳食アレンジ2選
離乳食初期に食べられるミルクがゆと、離乳食後期に食べられるクルクルロールパンのアレンジレシピを紹介します。
かぼちゃときなこのロールパンがゆ
【材料】
- 超熟ロールパン 1個
- かぼちゃ 2cm角1個
- 水溶き粉ミルク 大さじ1
- きなこ 少々
【作り方】
ロールパンの皮を取り除き、細かくちぎりましょう。
かぼちゃをみじん切りにして茹でます。
小鍋にロールパン、カボチャ、粉ミルクを入れてひと煮立ちさせましょう。
柔らかく煮えたら器に盛って、仕上げにきなこを散らします。
食パンを使ったくるくるロールパン
【材料】
- 超熟食パン 1枚
- サツマイモ 適量
- 豆乳 適量
【作り方】
耳を落とした食パンを、1.5cm幅に切ります。
パンを豆乳に少しだけ染み込ませます。
マッシュにしたサツマイモをパンの内側に塗り、パンをクルクルしましょう。
ラップで成形すると綺麗な形になります。
まとめ:食パンからはじめてロールパンに移行しよう
早い家庭では生後5ヶ月~6ヶ月からパンを与えている場合もありますが、卵を使っているロールパンの場合は卵黄が食べられる生後7ヶ月~8ヶ月くらいからがおススメです。
最初はシンプルな食パンを使ったミルクがゆからはじめて、食パンの固形に慣れてきたら、ロールパンに移行してみましょう。