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エタノールを使った!手のアルコール消毒液の作り方

 2020/03/09 暮らし
この記事は約 7 分で読めます。 74 Views
消毒液の作り方

お店から消毒液の在庫がなくなり、困っている人も多いと思います。そんなときに役立つのが、エタノールを使った消毒液の作り方です。家庭でも消毒液は作れるので、材料が手に入ればチャレンジしてみましょう。

エタノールや無水エタノールとは?

手の消毒液の作り方を紹介する前に、「エタノール」や「無水エタノール」を理解しておく必要があります。どちらも薬局やドラッグストアに売っているものです。普段の生活で馴染みがないもののため、詳細を理解しておきましょう。

エタノール・無水エタノールはアルコール

エタノール、無水エタノール、どちらもアルコールの一種です。エチルアルコールとも呼ばれています。使用ニーズとしては、電子機器の拭き掃除があります。自作パソコンを持っている方なら、家庭にエタノールまたは無水エタノールがあるはずです。

エタノールや無水エタノールが薬局に売られているのは、希釈すると消毒液として使えるためです。通常、手を消毒する場合は、手ピカジェルなど専用のものを使います。お店に手ピカジェルがない場合は、エタノールまた無水エタノールで代用できます。

エタノールと無水エタノールは濃度の違い

エタノール、無水エタノールの違いは、アルコール濃度の違いだけです。「無水」と名前が付いているように、無水エタノールは水を加えていません。

無水エタノールのアルコール濃度は、99.5vol%以上です。一方でエタノールのアルコール濃度は、76.9~81.4vol%と濃度が多少低くなっています。

精密機器の清掃には無水エタノールが適しているのですが、手の消毒にはエタノールが向いています。アルコール濃度が高すぎると、揮発性が高いため、水で薄めたものを消毒液として使うためです。

エタノールを使った手の消毒液の作り方

今回は、エタノールを使った消毒液の作り方です。無水エタノールを使いたい場合は、アルコール濃度を調節しましょう。調節の仕方は後で説明します。

消毒液の材料

消毒液の材料
手の消毒薬を作る材料は

  • エタノール
  • 精製水

のみです。

消毒液の作り方のティーツリー
別途あるといいのは、抗菌に使える精油です。香りを付けたい方はティーツリーなどを用意してください。

エタノール・精製水、どちらも薬局や薬店で買えます。精製水を買うのが面倒なときは、水道水でも代用が可能です。

ただし水道水は不純物が混じっているため、劣化しやすいです。長期保管したいときは、精製水を使ってください。精製水とは、水道水やミネラルウォーターからミネラルや細菌などを取り除いたものです。

スーパーに設置されている純水と似たものですが、お店にあるものは雑菌が入りやすいため、厳密には精製水とは違います。

エタノールが薬局やドラッグストアで見つからないときは、ネットショップの利用がおすすめです。手作りコスメ材料サイトなどで、少量のエタノールや無水エタノールを販売していることがあります。

リンク:手作りコスメショップの無水エタノール

エタノールを使った作り方

消毒薬の作り方の軽量カップ
エタノールの消毒液の作り方は、消毒液で薄めるだけです。消毒液として使えるのは、アルコール濃度70%~80%前後のときです。

アルコールの濃度が高すぎると、揮発するのがはやく、しっかり除菌できません。

  • エタノール・・・83ml
  • 精製水で薄めて合計100ml
  • 無水エタノール・・・80ml
  • 精製水で薄めて合計100ml

合計で100mlとしているのは、エタノールと精製水を混ぜると量が変わるためです。100mlの容器に、83mlのエタノールを入れてから、精製水を加えて合計100mlに調節しましょう。

厳密に作るのが面倒なときは、精製水をやや多めにするのがおすすめです。エタノールや無水エタノールは、水と混ざると収縮し量が少なくなります。

消毒液の作り方のエタノール
計量カップで作るときは、先にエタノール83ml測ります。

エタノールに精製水を加えるときは、約17mlです。やや多めに測ると、合計で100mlになります。量が多少変わってもアルコール濃度が大幅に変わるわけではないため、だいたいの量でOKです。

消毒液の作り方の精油
エタノール、精製水を混ぜ合わせたら、精油を好みで加えます。香りを付ける程度なので、数滴でも十分香りますよ。

消毒液の付け方
できあがった消毒液は、手に塗り広げて使います。消毒液は少し多めかな?と思うくらいたっぷりの量を手に付けて、指の間にもよくすりこんでください。

アルコールが高濃度で入っているため、取扱いに注意してください。詳しい取扱い方は、日本薬局方や健栄製薬に掲載されている注意事項を確認しましょう。

リンク:日本薬局方

リンク:健栄製薬

引火しやすい場所で作業しない、粘膜に使用しない、小さな子どもがいる家庭は保管場所に注意するなどの注意点です。

アルコールで手を除菌できる仕組みとは?

エタノールを使った消毒液は、なぜ除菌できるのか気になりますよね。菌を減らす働きがあるからこそ、消毒液として使うことができます。

エタノールが菌を減らす

消毒液は、手に付着した菌を減らす意味があります。手に付着していると、手で口や目などに触れて、菌が体内に入り込んでしまうため注意が必要です。

濃度の濃いお酒に除菌効果はなし

濃度の高いお酒でも消毒液として使えるように思いますが、エタノールの濃度が高くなく、消毒液としては使えません。

消毒液の代用になるもの

消毒液がお店で手に入りにくい場合は、代用できるものを購入しましょう。いろいろな方法を組み合わせることで、対策できます。

石鹸で手を洗う

基本の予防策は、石鹸での手洗いです。石鹸に含まれる界面活性剤でも、同じような効果が期待できます。

エタノールの消毒液だけでは万全ではなく、手洗いしてからでないと意味がありません。2つを併用して効果が高まります。消毒液がなければ、石鹸での手洗いだけでもいいでしょう。

次亜塩素酸ナトリウムによる消毒液

エタノールの消毒液の代わりとして使えるのが、次亜塩素酸ナトリウムです。いわゆるキッチンハイターと呼ばれるものです。

石鹸、エタノールと同様に、たんぱく質を分解するために使います。キッチンハイターを水で薄めたら、ドアノブや子どものおもちゃなどを拭き取ります。物限定です。

家庭で消毒液を使うときの注意点

家庭で消毒液を使うときは、手荒れに注意しましょう。肌が弱い方や、小さな子どもがいる家庭では、肌に優しいものを使いたいですよね。

アルコールは手荒れしやすいため注意が必要

エタノールの消毒液は、何度も繰り返し使うと、手荒れしやすいです。手にあるたんぱく質まで分解してしまうためです。

手荒れしやすい方は、基本は石鹸での手洗いに留めましょう。1日1回など回数を少なくして、エタノールの消毒液を使えば、手荒れは気にならないと思います。

次亜塩素酸ナトリウムの消毒液は手に使えない

次亜塩素酸ナトリウムによる消毒液は、手に使うことができません。手荒れしやすいため、物を拭き取るときに使ってください。

スプレー容器はアルコール対応のものを用意する

消毒液用の容器
エタノールの消毒液を容器に移し替えるときは、アルコール対応のスプレーを選びます。100均で売っているスプレー容器でも、アルコール対応のものはあります。

どれがいいのか迷ったら、ガラス容器がおすすめです。ガラスの容器であれば、容器の変質を防げます。

まとめ

エタノールや無水エタノールは、腐るものではないため、家庭に1本常備しておくといいですよ。お店で売り切れのときは、焦らず入荷を待つか、ネットで探してみてください。

消毒方法は、石鹸で洗うやり方もあります。神経質になりすぎず、家庭で対策してみましょう。

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