葉酸サプリでつわりは楽になる?軽減する人、悪化する人それぞれの効果

つわり葉酸

「葉酸を摂取するとつわりが楽になるの?」妊娠中に毎日吐いてばかりだと、藁にもすがりたい気持ちですよね。

残念ですが、葉酸とつわりの軽減作用は解明されていません。
しかし、葉酸サプリに含まれているビタミンB6なら、つわり対策に使えることがわかっています。

サプリや食べ物でつわりを軽くしてみませんか?

つわりは葉酸サプリで楽になる?軽減する?

葉酸とつわり

医学的な根拠はありません

「葉酸サプリでつわりが軽くなった」とネットでも話題のようです。

しかし、葉酸とつわりの関係性はよくわかっていません。妊婦さんの誰かが葉酸でつわりが軽くなったと感じても、それは医学的に解明されていることではないのです。

ビタミンB6でつわり軽減の可能性が高い

葉酸とつわりの軽減効果に医学的根拠がないとしても、実際に葉酸サプリでつわりが軽くなったという人がいるのは事実です。市販の葉酸サプリは、ビタミンB6が配合されているものがあるため、ビタミンB6の影響だと考えられています。

葉酸でつわりが悪化する人軽減する人それぞれ

葉酸はDNAやRNAの合成に必要なビタミンで、赤血球を作る働きがある体に必要な栄養素です。摂取量が不足すれば細胞分裂ができなくなり、貧血をおこすこともあります。

葉酸自体は体に必要な栄養素ですが、葉酸サプリの摂取でつわりが悪化する人、軽減する人がいるようです。たまたまつわりが悪化した時期や、軽減した時期と重なっただけかもしれません。

そもそも葉酸の効果とは?

葉酸サプリにつわりを軽減させる効果がないなら、そもそも葉酸の効果とは何なのでしょうか。何のために葉酸サプリを飲む必要があるのか知っておきましょう。

赤血球をつくる働き

葉酸はビタミンB群の一種で、別名「ビタミンM」「ビタミンB9」「プテロイルグルタミン酸」などいろいろな呼び方があります。水溶性ビタミンの一種で、ビタミンB12と合わせて赤血球をつくる働きがあります。

DNAの合成を助ける

葉酸は体内では補酵素として働くビタミンで、DNAやRNAの合成にも関わります。妊娠中に葉酸が不足すると受精卵の細胞分裂に支障が出る恐れがあることから、妊娠初期から葉酸の必要量が増すのです。

葉酸は細胞分裂に関わるビタミンで、妊娠以外でも不足すれば細胞分裂が活発な部分で影響がおこりやすくなります。

つわりを軽減させるビタミンB6の効果

葉酸とつわり

セロトニンの生成に関わっている

ビタミンB6は気分を落ち着かせるホルモンに関係していることがわかっています。

妊婦さんがリラックスして自律神経も整えば、つわりが軽減できる可能性があります。

気分を落ち着かせるホルモンはトリプトファンから生成するホルモンで、アミノ酸や炭水化物、ビタミンB6があってはじめて合成されます。

バナナにはトリプトファン、炭水化物、ビタミンB6が含まれているためおススメです。つわりがあって食べられない方は、バナナスムージーを試してみてはどうでしょうか。

吐き気止め作用で乗り物酔い対策

酔い止めには吐き気予防のためにビタミンB6が含まれているものがあります。

ビタミンB6は吐き気を軽減させる作用はありますが、軽度の吐き気に対してだけです。吐きつわりで胆汁まで吐いてしまう場合は、ビタミンB6を服用しても全部吐いてしまう可能性があります。

日本産婦人科学会も推奨するビタミンB6

日本産婦人科学会によると、「1日50~60mgのビタミンB6」がつわり軽減におススメとのことです。

そのため、つわりで病院を受診すると、ビタミンB6を含んだ点滴が利用されています。米国産婦人科学会でも同様に、つわりにビタミンB6の投与を推奨しているようです。

つわり軽減ならビタミンB6配合の葉酸サプリを選ぼう

葉酸とつわり

ビタミンB6が1.4mg含まれているもの

つわりの治療の際は1日に50mg~60mgのビタミンB6摂取がされます。しかし、サプリメントでビタミンB6をとる場合は、食品の基準で判断しましょう。

厚生労働省が発表する「日本人の食事摂取基準」によると、妊婦のビタミンB6推奨量は1日1.4mgです。上限は1日45mgまでのため、飲み過ぎに注意してください。

ビタミンB6の過剰摂取でしびれがおこることがあるため、摂取量を守りましょう。
「日本人の食事摂取基準」(2015年版)

つわりで葉酸サプリが飲めないときは?

葉酸とつわり

グレープフルーツジュースなど酸味のある飲み物と一緒に飲む

吐きつわりだと食べ物を受け付けないことがあります。

しかし、酸味のあるものだと食べられることがあるため、一緒に葉酸サプリを飲みましょう。オレンジジュース、グレープフルーツジュースのように酸味がある飲み物と一緒に飲むのがおススメです。

お薬用ゼリーと一緒に飲む

葉酸サプリを飲み込めないと感じた場合は、お薬用ゼリーと一緒に飲む対策があります。

つるんとした食感でのど越しがよく、吐き気がおこりにくいかもしれません。ほかにもヨーグルトやアイスクリームと一緒に飲み込む方法もあります。

無理に飲もうとしない

つわりがひどい場合、一番は無理に葉酸サプリを飲まないことです。

葉酸は胎児のリスクを軽減するために飲むもので、妊娠がわかったときには赤ちゃんの神経管は完成しています。つわりを感じているころに葉酸を飲んでももう遅いため、つわりで飲めないなら無理して飲まなくても大丈夫です。

果物から葉酸を摂取する

つわりで食欲がないときでも、果物なら食べられることがあります。

果物にも葉酸が含まれているため、無理に葉酸サプリから摂取する必要はありません。葉酸が多い果物は、下記の記事で詳しく紹介しています。

葉酸が多い飲み物で摂取する<・h3>
つわりで葉酸サプリが飲めないときは、市販の葉酸が含まれる飲み物で補う方法もあります。たとえばヤクルトから販売されている「ヤクルトミルミルS」豆乳、野菜ジュース、フルーツジュースなどを飲むと、葉酸を摂取できます。

妊娠中にカルシウムも摂取したい場合は、牛乳や飲むヨーグルトで葉酸を摂取するのもおすすめです。つわりがあるときは葉酸サプリに拘らず、「飲めるもので飲む」考え方で葉酸を摂取しましょう。

葉酸サプリはつわりが終わってからで大丈夫

つわり中で葉酸サプリが飲めないなら、つわりが終わってから飲みましょう。

妊娠12~16週になればつわりの症状も落ち着いてきます。つわりが終わるとちょうど胎盤が完成する時期で、葉酸は胎児の細胞分裂に役立つため摂取しましょう。

つわりの原因とは?

葉酸とつわり

つわりの原因は医学的に解明されていません

つわりの原因はよくわかっていません。
妊娠中の半数以上の妊婦さんがつわりを経験するようですが、症状にも個人差があることがわかっています。

つわりの原因はホルモンが胃腸の働きを低下させるため

妊娠初期に分泌量が増えるホルモンがつわりの原因ではないかと考えられています。妊娠を継続させるホルモンにも必要です。

妊娠初期は流産を防ぐため子宮の収縮を防いでいるのですが、そのときに胃腸の働きも一緒に低下させています。胃腸の機能が低下することで食べ物を受け付けなくなり、吐き気が出る可能性があります。

つわりがない人の特徴って?

葉酸とつわり

胃腸が強い

つわりがない人の特徴も医学的に解明されていません。

しかし、もともと胃腸が強い人は、ホルモンの影響を受けにくい可能性があります。妊娠初期に胃腸の働きが低下しても、消化吸収に影響がないタイプなら影響は少ないでしょう。

自律神経が整っている

普段からストレスを感じている方は、自律神経が乱れやすいです。ストレスがあっても人によっては影響が出ない人もいます。

物事に動じることがなく、何事もポジティブに考えればストレスがなく、自律神経も整うでしょう。自律神経が胃腸の働きをコントロールしていることを考えると、関連性はありそうです。

適度な運動をしている

ストレスの耐性度合いは、普段から運動習慣があることでも高めることができます。

リズム運動でハッピーホルモンの分泌を高めやすいためです。運動をすれば血流もよくなり、ホルモンバランスも整いやすいでしょう。

まとめ:つわり中は無理して葉酸摂取をしなくてOK

葉酸自体がつわりを軽減することはないようですが、妊娠中の女性に葉酸の栄養素が必要なことは間違いありません。

つわりを軽減させるために葉酸サプリを飲むのではなく、赤ちゃんのために飲みましょう。食事でつわりを軽くしたい方は、ビタミンB6が多い食品の摂取がおススメです。

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