WordPressのメリット・デメリット【Webライター向け】

Webライターならスキルアップのため「WordPressを覚えたい」と思いますね。
WordPressが使えれば、仕事にも活かすことができるためです。
でも、いざWordPressを試してみると多数のデメリットが・・・。
- 個人でカスタマイズが難しい
- 有料のサーバー・ドメインが必要
- 不正アクセスのリスクがある
- アップデートが多い、使いづらくなる
- HTMLより表示速度が遅い
- アップデートでエラーが起きるリスク
- バックアップが必要
- 過去記事が埋もれやすい
結論からいうと、Webライターの仕事向けにWordPressを使うのがいいと思います。
WordPressに多数のデメリットがあるということは、それだけWordPressの扱いで困っている人が多いということ。
だからこそ、Webライターは仕事獲得のため、WordPressがおすすめです。
WordPressのメリット・デメリット
では、具体的にWordPressのメリット・デメリットを解説していきますね。
個人的には、WordPressのメリットは少なめで、デメリットのほうが多い印象です。
WordPressとHTMLサイトとの違いは、以下表で確認してみてください。
WordPress | HTML | |
SEO | SEOに強い、プラグインで対策できる | SEO対策のあるテンプレート導入が必要 |
デザイン性 | 無料・有料のテンプレートが豊富 | 少し古臭い感じ |
カスタマイズ | 初心者はPHPが難しい | HTMLのため簡単 |
セキュリティ | 弱い、対策が必要 | 強い |
費用 | サーバー・ドメイン代 | サーバー・ドメイン代 |
速度 | 動的ページで遅い | 静的ページで速い |
メンテナンス | 多い | 放置でOK |
過去記事 | 埋もれやすい | 活かせる |
対応ページ数 | 1,000ページも可 | 小・中型向け |
メリット
WordPressのメリットは全部で4つあります。
- プラグインによる拡張性の高さ
- テンプレートが豊富にある
- 無料で使える
- HTMLの知識がなくても作成できる
プラグインによる拡張性の高さ
WordPressには、機能を追加できるプラグインが多数あります。
世界中で公開されているプラグインの数は、5万5,000以上とも。
たとえば、人気のWordPressには次のようなものがあります。
- Akismet Spam Protection(WordPress同梱)
- Yoast SEO(SEO向け)
- Contact Form 7(メールフォーム)
- All in One SEO(SEO向け)
ただし、WordPressにプラグインを大量に入れるのはNG。
それぞれの作者が異なるため互換性の問題があり、更新の手間があるためです。
テンプレートが豊富にある
WordPressはテンプレートの豊富さでも、メリットがあります。
提供されているテンプレートは、無料や有料で、日本語対応のものも。
WordPressの管理画面から少ない操作でテンプレートを変えられるのは嬉しいですね!
有料のテンプレートを購入すれば、デザイン性やSEO対策済のものもあります。
ただし、テンプレートの数が多く簡単に切り替えられるため、選択に迷うかも。
新たなテンプレートを見かけて、購入したくなる欲求も出てきやすいと思います。
無料で使える
WordPress自体はオープンソースのため、無料で使えます。
ブログを構築できるツールCMSの中で、WordPressは世界の60%以上のシェアです。
ひと昔に主流だったMovable Typeは、商用利用で有料でしたからね。
HTMLの静的なのがMovable Typeで、動的なのがWordPressの違いがあります。
WordPressはGoogle推奨ということもあって、世界で人気があるCMSです。
HTMLの知識がなくても作成できる
Movable Typeのもっと昔は、ホームページ作成といえばホームページビルダーでした。
ホームページビルダーはHTMLでページを作成するツールのことです。
ただし、HTMLでの作成は、タグやスタイルシートの知識が必要でした。
一方で、WordPressならHTML知識不要のエディタ対応のため、初心者でも難しくありません。
HTMLやスタイルシート自体は難しくありませんが、タグの入力は多少面倒ですね。
WordPressならテンプレートでデザインができて、文章の装飾もボタン一つでできるメリットがあります。
デメリット
WordPressのメリットは4つなのに対し、デメリットは8つもあります。
初心者に優しいようで、扱ううちにデメリットを感じる人は少なくありません。
- 有料のサーバー・ドメインが必要
- 不正アクセスのリスクがある
- アップデートが多い、使いづらくなる
- HTMLより表示速度が遅い
- アップデートでエラーが起きるリスク
- バックアップが必要
- 過去記事が埋もれやすい
- 個人でカスタマイズが難しい
個人でカスタマイズが難しい
WordPressはHTMLの知識は不要ですが、カスタマイズにはPHPの知識がいります。
個人的には、HTMLを覚えるのは簡単だけど、PHPは難しい印象ですね。
HTMLが覚えやすいのは、タグを暗記すればいいから。
でも、PHPはプログラミングの一種です。
プログラミングの中ではPHPは簡単な部類ですが、HTMLより覚えることが多く、初心者には難解ですね。
WordPressの操作に慣れてきて、「テンプレートのカスタマイズをしたい!」と思っても、PHPコードを見てわからず、挫折する人は多いのです。
有料のサーバー・ドメインが必要
WordPressでブログを運営するなら、有料サーバー・ドメインが必要です。
この点は、HTMLサイト構築でも一緒なので、デメリットとしては大きくありません。
有料サーバー・ドメインの料金目安は
- ロリポップ:月額220円から
- ムームードメイン:com998円
年間4,000円もあれば、WordPressでブログ運営ができます。
一度有料のサーバー・ドメインを使った人なら年間4,000円は安いと感じますが、無料ブログ検討者なら高額と思うかもしれないですね。
不正アクセスのリスクがある
WordPressは世界シェアが高いため、不正アクセスの危険性があります。
不正アクセスをする目的は、ホームページを書き換えて危険なサイトにするため。
ある日突然、「自分のブログが書き換えられていた!」とならない対策が必要です。
セキュリティ対策は、ログイン画面の変更やプラグインで対応できます。
でも、WordPressを始めたばかりの初心者だと、リスクを知らず被害に遭うケースも。
不正アクセス対策は、ロリポップサーバーなら「WAF」設定オンで対策できます。
アップデートが多い、使いづらくなる
WordPressを使っていて面倒なのが、アップデートの対応です。
本体のアップデート、プラグインのアップデートに対応しなければなりません。
しばらくWordPressにログインしていないと、アップデートしていないため、セキュリティが弱くなるリスクがあります。
定期的にログインしないサイトなら、アップデートの必要ないHTMLサイトがおすすめです。
HTMLより表示速度が遅い
WordPressは動的にページを生成する理由から、表示速度が遅くなりがちです。
動的に生成とは、アクセスがあってページを生成する方法のこと。
一方で、HTMLは静的ページで、すでにページがあります。
サーバーにあるページを表示するだけのため、WordPressと比べると速度が出やすいです。
ページの表示が遅い=読者の離脱率が高い。
検索で訪れた人は忙しいので、サイト表示が遅いと別のページに移ってしまいます。
アップデートでエラーが起きるリスク
WordPressはアップデートでエラーが出る恐れがあります。
本体のアップデート、プラグインのアップデート同様です。
エラーが出ると、自力で解決は難しいかもしれません。
なぜなら、バックアップで元に戻す必要があり、どこでエラーが出ているのか判断が難しいためです。
一度エラーが出て自力で修正できなければ、プロに依頼するしかないですね。
HTMLサイトならシンプルな構造なので、自分でエラーを直せるのがいいと思います。
バックアップが必要
WordPressはエラーが出たとき、不正アクセスのときのため、バックアップが必要です。
バックアップはプラグインで自動化できますが、定期的なバックアップが必要になります。
WordPressのバックアップは、ファイルサイズが大きくなりやすいです。
シンプルなHTMLならバックアップのサイズが小さく、パソコン内に保存しても邪魔になりません。
そもそも、HTMLはパソコン内に生成してからアップロードするため、バックアップする必要がないのです。
バックアップの手間を感じるなら、HTMLが向いています。
過去記事が埋もれやすい
WordPressは、どんどん新しい記事を更新するタイプです。
過去記事が埋もれやすく、常に新しい記事を書き続ける必要があります。
WordPressの過去記事を活かしたいなら、まとめページの作成がいいですね。
トップページなどにページ一覧を作成して、アクセスしやすくすると埋もれる心配が減ります。
個人でカスタマイズが難しい
WordPressは、PHPを使っていることからカスタマイズが難しいです。
ウィジェットで多少変更は可能ですが、テンプレートの制限があります。
大幅にブログのデザインを変えるなら、テンプレートの変更が必要ですね。
そうなってくると、また有料のテンプレートを買わなければなりません。
また、有料のテンプレートを買っても、自分の希望の機能があるとは限らない。
だから、企業サイトはWordPressのカスタマイズに高額費用をかけて依頼しています。
WordPressはデメリットが多いためWebライターは使えるようにしよう
HTMLと比べて、WordPressはデメリットが多いですね。
WordPressは初心者でも手軽に導入できる一方で、カスタマイズが難しく、表示速度が遅いのがデメリットです。
初心者が最もデメリットを感じるのは、カスタマイズ性ではないでしょうか。
企業サイトもプロにカスタマイズを依頼するくらいなのです。
それだけデメリットが多いWordPressだからこそ、Webライターは知識として取り入れたいですね。
「WordPressが使えます」「WordPressのカスタマイズができます」となってくると、別のWebライターと差別化できますよ。
Webライターの情報をもっと知りたいなら次のページ↓↓